シェフの想い

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シェフの紹介

■ポカポカと心を照らす「お陽さま」のような存在に

「食べると思わず笑顔になるような美味しいケーキを作りたい」との思いで店をオープンさせて約10年。この度菓子工房「エリオス」は、地域のお客様から一層愛されるお店を目指してリニューアルオープン致します。当店の名「エリオス」とはギリシア神話の太陽神のこと。いつもニッコリ微笑みながら、皆の心をポカポカと陽気に照らしてくれる「お陽さま」をイメージして名付けました。

 

 

「エリオスで買ったケーキをお友達に持って行ったら『クリームが美味しい』と喜んでくれました」「うちの子、エリオスのクッキーを買って帰ると機嫌がいいんですよ」という嬉しい声をよく聞かせて頂きます。

 

大切な方への贈り物に、ご家族へのお土産に、お誕生日のお祝いに。「エリオス」のお菓子を囲んでおしゃべりに花を咲かせ、陽気な一時を過ごして頂けたら、こんなに嬉しいことはありません。お客様と大切な方との笑顔を結び、ほっと心が和む空間作りを一緒にお手伝いする。そんな「お陽さま」のようなパートナーになりたいと思っています。

 

 

■お客様との絆がケーキを一層美味しくする

現在「エリオス」が店を構える場所は、近鉄今川駅と北田辺駅のちょうど中間地点。閑静な住宅街に位置し、すぐ隣の公園からは子どもたちの笑い声が聞こえてきます。また店頭には、ご来店くださったお客様とスタッフの楽しそうな話し声が響きます。
「エリオス」はこんな温かく穏やかな雰囲気の中、地元のお客様との絆によって育まれてきたお店です。新商品の考案や季節毎のイベント企画にはお客様から頂く声を大切にしています。

 

 

 

以前、こんなことがありました。冬のある日、季節限定の栗のショートケーキ<ネセラード>をご購入くださった女性が「本当に美味しくて、食べた瞬間幸せな気持ちになりました。ケーキを食べてこんなに感動したのは初めてです。ぜひ定番の商品にしてください。」と店宛に丁寧なメールを送ってくださいました。そこで、このメールをきっかけに「いつでもお召し上がり頂き喜んでもらいたい」と定番化したところ、今では女性に人気の商品として定着しています。「エリオス」のケーキ作りにとってお客様との絆がとても大事だと実感した思い出です。

 

 

 

 

ケーキ作りとは面白いもので、作り手の感情がそのまま味に表れます。例えば、嬉しいことがあってウキウキした気分で作ったケーキ、寝不足で作ったケーキ、しょんぼりうなだれて作ったケーキ…それぞれ味が違います。やはり愛情を込めて丁寧に作ったケーキには、つい顔がほころぶような「ほんのりした甘さ」を感じます。

 

 

このリニューアルを機に、お客さまとふれあえる機会を作り、お一人おひとりとの絆をさらに深めたいと思っています。そして、それぞれの顔を思い浮かべながら愛情を込めたケーキ作りに努めます。

 

 

■先代が築いた信頼の上に、さらなる歴史を

現在、店のショーケースには、「第25回全国菓子大博覧会・兵庫 姫路菓子博」で名誉総裁賞を頂いた「フロマージュ」「エリオスショコラ」を始め、フルーツやチョコレートをあしらったケーキ、プリン、シュークリームたちが並んでいます。

 

 

また2010年には、餡子とわらびもちをスポンジで包んだ和洋菓子「菓匠庵 日栄堂」を新たに考案しました。これは50年続いた和菓子製造・卸業「縄本日栄堂」から洋菓子店へ家業を変えることを認めてくれた、先代である父への感謝の気持ちです。私の意志を尊重し、夢を後押ししてくれた深い親心に敬意を表し、「エリオスの看板商品として、この先もずっと先代の屋号を残したい」と「日栄堂」の名を頂きました。和と洋をミックスした新しいテイストが多くのお客様から愛されています。

 

 

 

東住吉区は私が生まれ育った場所であり、自分の店を構えパティシエとして大きな一歩を踏み出した大切な場所です。50年間この地に根付き、しっかりと築きあげた信頼の上に、新たな歴史を積み重ねていきたいと思います。

 

オーナーシェフ 縄本 修嗣

菓子工房エリオスの縄本修嗣の写真

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